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【BUSHMEN Underquilt GLOW】ポーランドが誇るグースダウンの秘密

皆様、こんにちは!スイスの寒空の下から、BUSHMEN日本代理店スタッフです。

来る冬に向けて、BUSHMEN Underquilt GLOWは既にお持ちですか?実はこのアンダーキルト、BUSHMENギアの中でも特に強い物づくりへの想いが込められています。

今回は、世界に名を馳せるポーランド産のグースダウンの製造工程をお伝えします。Underquilt GLOWの製造現場にも潜入しますよ!

ダウン作りは、職人技

「ダウン作り」は、しばしば「ナイフ作り」と比べられることがあります。ナイフ職人が、一本のナイフのAからZまでのレシピを知り尽くした上で全工程を自ら手がけるように、BUSHMENのグースダウン作りも、全ての工程に「人の手」が関わっています。製造効率よりも品質を最優先させるグースダウン作りは、テクノロジーというよりは職人技であり、「アート」に近いプロセスなのです。

ポーランド産ダウン

「ダウンと言えばポーランド産やハンガリー産が有名」と聞いたことがある方もいるかもしれません。これは事実であり、高品質の羽毛の産地として世界的に定評があるポーランドに本拠地を構えるBUSHMENにとって、ダウンキルト作りをしないという選択肢は存在しなかったのです!

「ポーランド人には優れた品質のダウン作りの血が流れていて、僕らにはそれを受け継ぐ使命があるのです」

(BUSHMEN代表ピョートル・コワルスキー)

羽毛といっても色々ありますが、特にグースダウンは、アウトドアギアの保温・調湿機能に最適と言われています。選別された良質な羽毛だけを使うことで、軽量・圧縮が可能、それでいて展開時には優れた嵩高性を発揮します。

世界全体の羽毛生産量の内、ポーランド産が占めるのはわずか3%ですが、その優れた品質はトップクラスなのです。毎年ポーランドには、日本の羽毛布団メーカーが良質なダウンの仕入れのために多く訪れるそうです。

ポーランド産グースダウンは一般的に、Biała Kołudzka(ホワイトグース)という品種の羽毛を使用しています。

良質の羽毛の生産には、グースの飼育環境が大きく関わってきます。どこまでも広がる草原地帯(小森さんと訪れた現地レポートはこちら)でオート麦を食べて長期間ストレス無く育ったグースは、厳しい冬の寒さに耐える丈夫できめ細かな羽毛を作ります。

 暖かいダウンの正体はフワフワ雪

グースやダックなどの水鳥が厳しい冬を越すことができるのは、翼や尻尾などの表面を覆うフェザーの下にダウン(羽毛)があるからです。ダウンは皮膚に密着して「肌着」の役割をしています。軽く柔らかい綿毛が、フワフワ降る雪やタンポポの綿毛に見えることから「ダウンボール」とも呼ばれます。

このきめ細かい繊維が複雑に絡み合ってできる隙間に温かい空気を閉じ込めることで、厳しい寒さにも耐えうる天然の保温材を作り出しているのです。しかし、これは数あるダウンの特長の一つに過ぎません。

一般的に、フェザー(羽根)とダウン(羽毛)は食用にされるグースの副産物として採取されます。そして、どの部位からどのように採取するかも、ダウン製品の品質に大きく関わってきます。

越冬した良質なグースダウンとフェザーを傷つけることなく慎重に採取する熟練した職人の手こそが、ポーランド産が世界トップクラスを維持している要となっているのです。

最後まで慎重:洗浄そして分別

丁寧に採取された羽は、巨大な装置の中で入念に洗浄・乾燥されます。この段階で、寝袋やキルトなどに詰めるダウン(立体的で軽量)とバトミントンの羽根や装飾に使われるフェザー(平たく堅い)など、用途別の分別が行われます。

更に、空気の含有量などを基に細かい分別が行われますが、この工程や基準は通常、各ダウン製造者の企業秘密とされているようです。

次回はUnderquilt GLOWの製造風景を公開!

なぜポーランド産グースダウンが世界的に有名なのか、そして良質なダウンがどのように収集されるのかを簡単に説明しました。

BUSHMEN travel gearは、動物福祉と自然環境への責任を果たすと同時に、全てのユーザーのアクティビティをより豊かにする製品の提供を心がけています。

そんなBUSHMENが誇るUnderquilt GLOWの製造風景を一部ですが、次回の記事で大公開します。お楽しみに!

BUSHMENのグースダウン製品

Underquilt GLOW -2℃(快適使用温度), -9℃(限界使用温度)
Underquilt GLOW -12℃(快適使用温度), -19℃(限界使用温度)

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BUSHMEN代理店スタッフ 田島

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